« 0143_なんという映画だ! | Main | 0145_出べその手術・その後 »

2005.08.16

0144_出べその手術と育成医療給付

息子はでべそがひどく、とうとう小学校でいじめられるようになったので、思い切って手術を受けることにしました。

とはいえ、掛かり付けの小児科医には「この程度ならば、もうしばらくすると治りますから切らなくてもいいですよ」とのこと。二人の先生にそう言われたのだが、事態は楽観出来なくなったのだ。そう、いじめ、だ。特に夏場の体育の授業、水泳の着替えの際にいじめられるようになったようだ。

息子は何も言わないけれど、どうも元気が無いので気になっていろいろと聞き出してみた。すると同級生に両腕を捕まれお腹を見せるように言われたり、でべそを触られたり、時には掴まれたりもするらしい。でべその下(中)には腸があるだろうから、そこを傷つけられることがとても心配でならない。

実際にはお臍(へそ)の下に直ぐに腸があるわけではないので、いきなり大事には至らないのだろうけど、とにかく心配でならない。

まぁ、愚痴を言っても仕方ないので、もう言わないぞ!

そこで、あるNPOに相談した。すると小児外科専門医を紹介されて、早速相談へ。すると「2、3日入院することになりますが、心配要らないですよ」とのこと。それでいよいよ手術を受けることにした。

息子の反応は... 「折角お母さんからもらった大事なお臍(へそ)だから、手術でなんか切りたくない」とのこと。幼稚園の年長さん時代からそう言っていて、まだ同じことを言っている。正直、ボクら夫婦は年長さん時代にそういうことを言われて涙ぐんだ。しかしもはやそんな悠長なことは言っていられないから、息子にこう尋ねてみた。「お臍(へそ)の飛び出たところをちょっと切るだけだよ。もしかしたら、かえるのお腹のようにお臍(へそ)が無くなるって思ってるんじゃない?」 すると... ビンゴ! 息子はかえるのお腹のようにお臍(へそ)が全く無くなってしまって、つるつるお腹になる、と思っていたようで、説明をするとあっさり「うん、いいよ。ボク手術を受ける」と答えてくれた。どうにか前進。

手術を受けると決まったら、息子はみんなに半ば自慢げに「ボク、夏休みに手術を受けるんだ。でべそを切ってもらうんだ」と言うようになった。さすがに、それはちょっと宣伝し過ぎだ...(汗)


いよいよ手術1週間前。血液検査・レントゲン、そして診察を受けて問題無し。そこで病院から「育成医療給付」の手続きを勧められた。そこで調べてみると次のことが分かった。

########################

●育成医療給付
身体に障害を有する18歳未満のお子さんで,現在の状態をそのままにすると将来的に身体に障害を残すと認められる場合で,確実な治療効果(障害の除去・軽減)が期待できる際に必要な医療費を市が負担します。なお,課税状況により自己負担があります。

●利用対象
大きく区分すると,以下のような障害のある児童が対象となります。なかには,先天性のものに限る場合や一定の治療に限るものもありますので,詳しくはお問い合わせください。

・肢体不自由によるもの
・視覚障害によるもの
・音声言語・咀嚼障害によるもの
・聴覚・平衡機能障害によるもの
・内臓障害によるもの
・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害によるもの

育成医療は「身体に傷害のある児童に対する治療費の公費負担制度」です。対象となるのは比較的短期間に治療見込みがあり、かつ、確実な治療効果を期待出来る見込みのあるもの。(児童福祉法第20条)

申請に必要な書類等

1.育成医療給付申請書・・・・・保護者記入
2.育成医療意見書・・・・・・・主治医記入
3.世帯調書及び税額証明書・・・世帯構成(全員)が記入したあとで市町村で証明
4.給与所得者・・・前年の源泉徴収票(原本か原本証明されているもの)
  確定申告者・・・管轄税務署の発行する納税証明書(その1)
5.医療保険証(生活保護受給者は保護証明書)、印鑑

※ 育成医療は入院前に保険所へ申請して下さい。

########################

ということだ。でも正直ちょっと面倒かな、って思い、また職場もなかなか外出許可を受けにくいこともあって、ぎりぎりまで放っておいた。しかし、妻の同僚が本給付で経済的にとても助かったことを聞いたので、直前に手続きすることに決めた。

まず担当医の育成医療意見書を頂くことは勿論のこと、源泉徴収票や確定申告の際の納税証明書が必要らしい。急いで取り寄せる。給与所得者は職場から源泉徴収票を、そして確定申告者は税務署より納税証明書(その1、他は不要)を取り寄せるわけだ。

そして市町村役所(支所でも可らしい)へ行き世帯調書及び税額証明書を取りに行く。手数料が数百円必要だ。

その後いよいよ保険所へ出掛けて手続きをする。以外にすんなり完了。またその場で我が家の納税合計額を元に今回の入院及び手術等に必要な金額を教えて頂けた。これには治療に要する費用だけでなく、食事代まで含まれていた。そしてとても安い。勿論納税している者に対するケアだろうけど、さすがにこの時ばかりは納税していることに感謝した。

そして入院。入院後診察と麻酔科の先生による麻酔薬の吸い方(マスクをつけての呼吸方法)を指導して頂いた。息子は部屋の様子や治療器具が珍しかったようで、先生に次々と質問をしたようだ。「うーん、珍しいか。麻酔薬の吸い方も上手だから、お医者さんになってみるか。」などと言われ、喜んで大はしゃぎ。なかなかいい具合に状況は進行した。ただ全身麻酔らしいので、少し心配。まぁ、動かない方がすんなり行くのだろうけど...

夜になると、晩御飯以降朝まで食事は禁止。また朝から手術まで飲み物も禁止、と息子にとっては初めての経験。お腹が空いただろうなぁ~、と我々もいっしょに食事を抜くことにした。それくらいは付き合ってあげないとかわいそうだから。

そしていよいよ手術室へ。大きな病院だったので、先生方や看護婦さん(看護師さんが正しいのでしょうけど)が大勢いらっしゃって、息子の名前を呼んでくれて、終始リラックスムードを作って下さった。これには本当に感謝。息子以上に我々夫婦の方が緊張していたけど、本当に安心出来た。

2時間後に手術室から出てきた。手術そのものは1時間ちょっとで終わったらしいけれど、全身麻酔から覚める時に暴れたり痛がったりして落ち着くまで様子をみていたそうだ。そして病室へ。先生にも、また看護婦さんにも全身麻酔から覚める時の今後の状態などを伺い気をつけることした。やはり痛むらしく、しばらくして座薬の痛み止めを入れてもらった。

結局術後に3時間おきに計3回、またその後6時間ごとに2回投薬。それでもその晩御飯からは普通食で、また本人も「お腹空いた」と言うので安心してご飯を食べさせた。終わってみると大したことないなぁ~。でも本当に良かった!

翌日退院の際に支払った金額は、育成医療給付に含まれない寝巻き代などを入れても、本当に驚くほど安い金額だった。勿論所得に応じた給付だろうけど、とにかく改めて給付制度に感謝した。

育成医療給付をご存じない方は是非とも最寄の保健所などにご相談を! 知ると知らないとでは大違いですよ! 是非ともお勧めです。


体験談のサイトもいくつかありましたよ。そのうちひとつを紹介。
こぐま保育園のサイト
URL = http://www3.ocn.ne.jp/~koguma/kennkou/kennmem/27.htm

|

« 0143_なんという映画だ! | Main | 0145_出べその手術・その後 »

Comments

Keep on working, great job!

Posted by: Www.youtube.Com | 2014.04.16 at 01:58 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4919/5497377

Listed below are links to weblogs that reference 0144_出べその手術と育成医療給付:

« 0143_なんという映画だ! | Main | 0145_出べその手術・その後 »