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2005.07.19

0138_きゆな牧場

沖縄本島の北部(やんばる)に長寿で有名な大宜味村(おおぎみそん)という村がある。そこに教育ファーム(農業体験牧場)“きゆな牧場”がある。今回はそこで生まれて初めて乳牛(ホルスタイン)の乳搾り体験をした。
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実は2日連荘(れんちゃん)できゆな牧場へ行った。

1日目は職場研修で。その時にあまりに楽しかったので2日目は家族を連れて行ったのだ。さすがに牧場主は「何か忘れ物?」ってきいてきたけど「今日は息子にも体験させようと思って...」と言うと笑顔で迎えてくれた。

ボクらより先に県内のとある児童会が来ていて牛の説明を聞いていたので、早速便乗して説明を聴くことにした。さすがに連日の事なのでにわか牛博士になった気分。

そしていよいよ牛の乳搾りだ。息子と母とは挑戦することに。児童会の子どもらの後ろに並び、いよいよ乳搾りだ。でもちょっと気になることが...

その前に乳搾りの方法について少し解説をすると... 搾乳(さくにゅう)コーナーは、地面に1.5mほど穴を掘った3畳ほどの窪み(くぼみ)に入り、ちょうど牛のお尻の下から脚の間に手を伸ばしておっぱいを絞るように行うわけだ。

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で、数人の子が代わる代わる乳搾りに挑戦していたのだが、息子の2人前あたりから、牛のお尻から少ぉーし滴り落ちてくる水滴が気になっていた。もしかしておしっこ...

そして息子の直前の子が乳搾りに挑戦しようとした瞬間、ドバーっとおしっこシャワーが! 母のとっさの判断で、息子と一歩後ろへ下がったので危うく難を逃れた。実に素早い行動だった!

で、問題はその子。頭から大量のおしっこをかぶることに... 小3くらいの男の子だった。その子はさすがに硬直していて、目は涙でうるうる状態。その子の親も呆気にとられていて、周囲の父兄も言葉が出ない状況。牛の仕業だけれどあまりに凄まじい状況。すると農場のおじさんが「うちにはシャワーがあるから、かぶっておいでね。そのままだと髪の毛が茶髪になるかもよ」と“時々あること”なのか意外に平然と言ったので、皆我に戻ってその男の子を連れて行った。

で、その後は、というと... おじさんは牛のお尻の後始末をして「はい、次の子どうぞ」と息子に乳搾り体験をさせてくれた。「1回気持ちよくしたので、もうしないさ」と言いながら。ボクらも目を白黒させながら、それでも「今終わったから、息子は大丈夫(だと思う)」と自身に言い聞かせながら息子の無事を窪みの上から願うのであった...

貴重な体験?をした後、バター作りやアイスクリーム作りの体験もし、自分で作ったバターを“牧場自家製のおっぱいパン”にぬって頂く、これが実に旨い! いやぁ〜、お勧めしますよ。やんばるへお越しの際には是非どうぞ。

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きゆな牧場
URL = http://www.geocities.jp/ugushiku/kyuna/

そうそう、実に興味深い新聞記事(琉球新報)。きゆな牧場を営む喜友名朝秀さん一家の家族協定(96年締結、県内第1号)について。
URL = http://www.ashita.or.jp/publish/mm/71/series3.htm

そこでGoogleで97/04/08掲載の琉球新報のコラムのキャッシュデータを見付けた。

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◎家族経営協定
大宜味村津波に酪農を営んでいる喜友名朝秀さん(46)一家がいる。10年前に嘉手納町から移り住み、「きゆな牧場」を開拓、乳用牛を主体に経営に乗り出した。夫婦と子供5人の7人家族。新緑が生い茂り、小鳥がさえずる津波の山頂には、搾乳に追われる一家の笑い声が絶えない。 ▼最近一家は、仕事の役割分担などを明文化した「家族経営協定」に調印した。耳慣れない協定だが、農家の中で補助的立場に置かれている女性や子供に光を当てることで、農業の永続的な発展を図るのが狙いという。 ▼本土では「家族経営協定」が広がりを見せ、徐々に成果が見えてきている。県内では喜友名さん一家が第一号だ。 ▼農業経営の中で、女性や子供の役割は大きい。しかし、労働報酬などの算定は、これまでほとんど行われてこなかったのが実態だろう。 ▼これについては、1994年の農政審議会答申「新たな国際環境に対応した農政の展開方向」、ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策大綱でも取り上げられ、女性の地位向上、能力発揮が指摘されている。 ▼「肩を張らずにやれる農業をやりたい」と話す喜友名さん一家は、協定の柱に「わが家の経営方針、営農計画は、家族全員の話し合いで決める」ことを据えた。発言権は、夫も妻も子供たちもみんな平等だ。そこから21世紀に向けた新しい「農家革命」が始まるかもしれない。(97/04/08琉球新報掲載)
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すばらしい発想ですよね! このような発想はどこから生まれたのだろうか、とそこに興味の視点は移った。が、残念ながらそれ以上の情報は探せなかった。けれど、牧場の壁にこれについての情報がありましたよ。実はご家族は海外での留学経験がおありとのこと。特にお嬢さんにはスイス留学もおありらしい。それには脱帽。このようなご家族ともっと早く知り合いたかった。

というわけで、更に大好きになりました! みなさんにもお勧め。きゆな牧場へ行きましょう!

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